シロカネソウ (ツルシロカネソウ) Dichocarpum stoloniferum

2024.9.14 更新

シロカネソウ

分類
キンポウゲ科 シロカネソウ属
植生環境
山地
開花時期
4-7月 林内
地域
神奈川~奈良
特記
 -
特徴
山地の落葉樹林内で見られることの多い花。
地中に匍枝を出して広がります。丈は10-20cm、根生葉は1枚で茎葉は1対付き、葉鞘は合着します。側小葉はしばしば2全裂、頂小葉は長い小葉柄があり、菱状卵形で欠刻状の鋸歯があり、先端はやや伸びます。
花は径12-15mmほどで良く似たハコネシロカネソウより大きく綺麗です。花弁に見えるものは萼で倒卵形で5枚、時に紫条が入り、花弁は小さく黄色で柄のある杯状。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ハコネシロカネソウ : 花は7-8mmと小さく、頂小葉は伸びない。地中に匍枝は出さない。
撮影
2010.5 静岡市安倍峠  他

シロカネソウ

落葉樹林内で小さな群れを作って咲いています。よく似たハコネシロカネソウは花柄が短く、もう少し花が小さい。 (2019.6 山形県三つ峠山)


シロカネソウ

花径12-15mm、花弁に見える萼片は倒卵形で、美しい形をしています。黄色いカップ状のものが花弁。ふつう、花柱は2つ。 (2008.4 山梨県富士河口湖町)


シロカネソウ

茎葉は対生し、先端はやや尖り、基部は2枚が合着しています。よく似たハコネシロカネソウは小葉の先端が短くて丸く、葉面が平滑で薄い感じです。 (2019.6 山梨県三つ峠山)


シロカネソウ

花が付いているもの以外は根生葉のようだ。地面から葉柄を伸ばし、茎葉と同様に裂ける。 (2010.7 山梨県三つ峠山)