キタザワブシ Aconitum nipponicum subsp. micranthum


キタザワブシ

分類
キンボウゲ科 トリカブト属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
8-9月 草地
地域
南ア北部 八ヶ岳 中ア 御嶽
特記
絶滅危惧2類
特徴
茎や花柄に屈毛が多く見られるミヤマトリカブトの亜種。
葉が基部付近まで3深裂し、さらに2-3深裂し、裂片は狭倒披針形で更に羽状に裂けます。最終裂片は4-7mm。
花は全体として散房状に付き、花糸は有毛、萼に屈毛があり、花柄にも屈毛が密生します。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ホソバトリカブト : 花柄に開出毛のみがある
タカネトリカブト : 花柄に毛はない
ツクバトリカブト : 葉は3全裂。腋から出る柄にテク数の花が付く。
撮影地
2011.8 南ア・北岳  他

キタザワブシ

中・南信の山で見られる花柄が屈毛のトリカブト。 (2011.8 南ア・北岳)

キタザワブシ

ボケた写真ですが、花糸の毛があるのがかろうじて判ります。 (2009.8 長野県八ヶ岳)

キタザワブシ

花柄の毛は屈毛。 (2015.8 南ア・北岳)


キタザワブシ

自生するエリアが重なるホソバトリカブトと葉はとても良く似ており、葉だけで区別は難しい。いずれも基部まで3深裂し、側裂片は更に2深裂、最終裂片は細い。同様にエリアが重なるツクバトリカブトは3全裂なので、裂片の基部が微妙に違う。 (2011.8 南ア・北岳)