ミョウギカラマツ Thalictrum minus var. chionophyllum


ミョウギカラマツ

分類
キンポウゲ科 カラマツソウ属
植生環境
山地
開花時期
7-8月 岩場
地域
群馬 東京
特記
絶滅危惧1A類
特徴
アキカラマツの近縁種。
丈は50-70cm、岩場から斜上したり懸垂したりします。葉は2-3回3出複葉で小葉は楕円形で先が浅く3裂し、全体がやや白っぽく、葉表には青みがあり、葉裏の白さが目立ちます。
花は集散状に付き、淡黄色、花糸は葯より細く、葯は淡黄色、葯隔は突出する。萼は早落性。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
アキカラマツ : 葉裏はあまり白みを帯びず、葯隔は飛び出さない。
イワカラマツ : 全草に腺毛がある。葉裏はさほど白みを帯びない。
撮影
2017.8 群馬県  他

ミョウギカラマツ
 
花はアキカラマツとほぼ同じ、8月に咲く。子房は4つくらい、葯隔は突出する。 (2016.8 群馬県)


ミョウギカラマツ

葉は2-3回3出複葉。 (2015.9 群馬県)


ミョウギカラマツ

葉表は青みがあり、葉裏は白い。 (2015.9 群馬県)


ミョウギカラマツ

小脈上に特有の微細な縞状の文様が見られます。この文様は他ではチャボカラマツやその雑種に見られる。 (2016.8 群馬県)


類似型 (不明種)

ミョウギカラマツ

青森や岩手でよく似た植物が確認されていますが、微妙に異なっています。写真は青森県白神山地のもので、小葉が典型より長く、葉表の青みが少ないが、葉裏の白さは典型よりさらに白く文様は明瞭。秋田のものは否定されました。 (2014.7 青森県白神山地) ・・・詳しくはこちらへ