ナヨクサフジ Vicia villosa subsp. varia

2023.4.24 更新

ナヨクサフジ

分類
マメ科 ソラマメマ属
植生環境
開花時期
5-9月 草地 荒れ地
地域
外来種 (欧州原産)
特記
生態系被害防止外来種リスト掲載種
特徴
在来種・クサフジとよく似た外来種。
ツル性植物で長さ1.5m。葉は10-20小葉からなり、小葉は長楕円形で15-30mm、先端は2分する巻きひげとなります。茎は無毛か軟毛がまばらにあり、葉裏の毛も少ない。
花は葉腋から伸びた柄の先に多数が付き、長さ1.5cmほど。旗弁の爪部が長く、舷部が短い。萼裂片は筒部より短い。果実は狭長楕円形。
備考
エングラー : マメ科
近似種
ビロードクサフジ : 茎や葉に毛が多く、萼裂片が萼筒部より長い。
クサフジ : 小葉が18-24枚と多く、旗弁の爪部と舷部が同長。
ノハラクサフジ : 小葉が互生で10-16枚、萼に軟毛がある。
撮影地
2012.5 千葉県松戸市  他

ナヨクサフジ

私の近所の畑まわりや道端などでよく見られるものはほとんどが本種。在来のクサフジより開花時期が早く、暖地では4月から見られることが多い。 (2020.6 千葉県松戸市)


ナヨクサフジ

旗弁の爪部が舷部よりはるかに長いところでクサフジと区別出来ます。萼裂片は筒部より短いところがビロードクサフジとの違い。 (2023.4 千葉市)


ナヨクサフジ

小葉は狭楕円形でクサフジとよく似ていますが、10-20枚とクサフジより少ない。 (2010.5 山梨県早川町)