カワラケツメイ Chamaecrista nomame

2022.5.28 更新

カワラケツメイ

分類
マメ科 カワラケツメイ属
植生環境
開花時期
8-9月 道ばた 瓦 荒れ地
地域
東北以南
特記
 -
特徴
丈は30-60cm、葉は小葉が15-35対からなる偶数羽状複葉で3-7cm、小葉は8-12mmの線形~狭卵形で先端が少し芒状に尖ります。夜になると葉は閉じて棒状になる。托葉は針形から線状披針形。
花は葉腋より少し上に1-2個ずつ付き、蝶形花にならず、花弁は倒卵形で5枚、完全に平開せず、萼は線状楕円形でともに6-7mm。果実は縦長の四辺形で3-4cm、扁平。
備考
エングラー : マメ科
近似種
クサネム : 花が蝶形花で果実は広線形、田んぼの畦など湿った所にあります。
撮影地
2016.9 新潟県柏崎市  他

カワラケツメイ

全体の雰囲気が良く似たクサネムは湿地に、こちらはそれより乾いた所にあります。 (2016.9 新潟県柏崎市)


カワラケツメイ

花は似たクサネムのような蝶形花ではなく、非対称の5弁花で萼5,花弁5、雄しべ5。雄しべの先端が破れて花粉を放出。萼は線状楕円形で先は鋭く尖っています。花柄や萼には屈毛が見られます。 (2016.10 千葉県山武市)


カワラケツメイ

小葉は15-35対。小葉は軸に対して、少し傾いて付く。 (2016.9 新潟県柏崎市)


カワラケツメイ

豆果は長さ3-4cmの偏平な長楕円形。 (2012.9 栃木県日光市)

カワラケツメイ

就眠状態の葉。クサネム同様、触ったり夜になったりすると葉が折りたたまれて棒状になる。 (2016.10 千葉県山武市)