タンキリマメ Rhynchosia volubilis


タンキリマメ

分類
マメ科 タンキリマメ属
植生環境
海岸 里 山地
開花時期
8-10月 草地 林縁
地域
千葉以西
特記
 -
特徴
ツル性植物で、ツルは2mくらいになります。葉は3小葉からなり、小葉は菱状倒卵形~広倒卵形、頂小葉は長さ3-6cm、両面に黄色い腺点があり、脈上に軟毛が密生します。托葉は赤褐色で狭卵形で先が尖ります。茎にも軟毛が密生。
花は葉腋から伸びた5-20個の花からなる花序に付き、蝶形花で萼は軟毛と腺点があり、深く切れ込んで裂片が筒部より長い。果実は12-13mmの楕円形で、2-4mmの柄があります。
備考
エングラー : マメ科
近似種
トキリマメ : 葉が広卵形で腺点や脈上の毛が少なく、萼は裂片が短く、果実に柄がない。
ノササゲ : 花数が多く、小葉は三角状長卵形、萼は無毛で裂片は目立たない。豆果は4-5cmで紫色に熟す。
撮影地
2016.9 千葉県富津市  他

タンキリマメ

トキリマメととてもよく似ていますが、葉の形などで見分けます。 (2016.9 千葉県富津市)


タンキリマメ

萼には腺点と軟毛が見られ、裂片はは長く伸びます。トキリマメの裂片は短い。 (2021.7 千葉市)


タンキリマメ

豆果は12-14mm、2-4mmの短い柄がある。トキリマメには柄はない。いずれもふつう種子は2個。 (2020.9 千葉県山武市)


タンキリマメ

小葉は中央より先が最も幅が広い。良く似たトキリマメは中央より下が最も幅が広い。 先はあまり鋭くならない。葉裏には黄色い腺点があり、脈上に軟毛が密生、面にも見られました。 (2016.9 千葉県富津市)