ヤブツルアズキ Vigna angularis var. nipponensis
(参考) アズキ

2023.8.30 更新

ヤブツルアズキ

分類
マメ科 アズキ属
植生環境
里 山地
開花時期
8-10月 草地
地域
本州以南
特記
 -
特徴
ツル性植物。アズキの原種と言われています。
茎や萼にやや褐色がかった毛が多くあり、小葉は3小葉で頂小葉は3-10cmの狭卵形~卵形で先が急に尖ります。小葉が3裂することもあります。
花は葉腋から伸びる花茎に総状に2-10個付き、幅15-18mm、竜骨弁は1/2~3/4回転し、右側の翼弁がそれを抱きます。果実は4-9cmの線形。
備考
エングラー : マメ科
類似種
ノアズキ : 萼や葉裏に赤い腺点が多数ある。小葉の先は急に尖るがその先は鈍頭となる。、
撮影地
2022.9 千葉市  他

ヤブツルアズキ

ノアズキと同じようなところにあり、よく似ています。小葉の形や腺点の有無で見分けます。 (2022.9 千葉市)


ヤブツルアズキ

竜骨弁がくるんと巻いている姿はノアズキとおなじ。萼には開出した長毛が密生。ノアズキのような腺点や腺毛はない。 (2015.9 千葉市)


ヤブツルアズキ

果実は線形で4-9cm、はじけると綺麗に捻じれて筒状になる。 (2015.11 千葉市)


ヤブツルアズキ

小葉は、狭卵形~卵形、先が急に細くなり、先端が短く尖る所が大きな違いです。時に浅く3裂します。 (2021.9 千葉市)


(参考) アズキ Vigna angularis var. angularis

アズキ

ヤブツルアズキから品種改良された栽培種です。全体に淡褐色の毛があり、頂小葉には長い柄があり、卵円形、ヤブツルアズキ同様に葉先が伸びるが先端は丸みがあり、萼には赤い腺点と少数の腺毛が見られる。稀に野生化している。 (2015.9 千葉市)