(型) アシタカマツムシソウの海岸型 

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スイカズラ科 Caprifoliaceae
マツムシソウ科 Dipsacaceae
アシタカマツムシソウのうち、海岸で見られるものは、丈が20cm程度と低く、山地のアシタカマツムシソウと千葉のソナレマツムシソウの中間型のような印象で、従来ソナレマツムシソウと分類されていたものです。なお、本サイトでは一部の千葉のものは、従来通りソナレマツムシソウで別掲しています。

 本サイトでは、千葉県南部および三浦~伊豆にあるものをアシタカマツムシソウ海岸形、千葉県北部の海岸にあるものをソナレマツムシソウ、と分けて扱っています。

 

2017.6.21 更新
  • 全体(三浦)
  • 花(三浦)
  • 総苞(三浦)
  • 葉(三浦)
  • 総苞(伊豆)
  • 葉(伊豆)
  • 葉2(伊豆)
  • 初夏

アシタカマツムシソウ海岸形-三浦-全体

神奈川の海岸では完全な自生は少なく、やっと見つけました。
丈は20cm程度と低い。(2010.10 神奈川県)

アシタカマツムシソウ海岸-花

(2010.10 神奈川県三浦市)


アシタカマツムシソウ海岸形-三浦-総苞

総苞片は山地のものより短く、やや幅が広い。
(2011.11 神奈川県三浦市)

アシタカマツムシソウ海岸形-三浦-葉

山地のものよりやや厚みがあり、縁に毛が見られました。
(2010.10 神奈川県)

アシタカマツムシソウ海岸形-伊豆-総苞

この花がこぶりでしたのでわかりにくいと思いますが、総苞片は三浦のものより
やや長いですが、大きな差は感じませんでした。(2011.11 静岡県下田市)

アシタカマツムシソウ海岸形-伊豆-葉

三浦のものより葉の裂け方がやや浅く、縁だけでなく、葉面にも短い毛が見られました。
(2011.11 静岡県下田市)

アシタカマツムシソウ海岸-葉2

根生葉。この年は何故か10月末になっても茎が全く立ち上がっておらず、
根生葉だけでした。(2014.10 静岡県下田市)

アシタカマツムシソウ-初夏

この時期の新葉は花期より毛が多く見られました。裂け方の少ないものが見られましたが、
写真のものはやや極端。比較的若い株ではないかと思う。(2017.6 静岡県下田市)