(参考) ノハラワスレナグサ (ワスレナグサ) Myosotis alpestris


ノハラワスレナグサ

分類
ムラサキ科 ワスレナグサ属
植生環境
開花時期
4-5月 草地 人家の近く
地域
外来種 (欧州・北米原産)
特記
 -
特徴
通称ワスレナグサ。エゾムラサキとよく似ているが、ふつうの向陽草地などでも生育し扱いやすいことから、園芸用として流通している。
丈は20-40cm、全体に開出した毛が多く、特に茎には密にある。葉は長楕円形~線状披針形、円頭。
花は径6-8mm、ピンク→青に変化し、萼に斜上する毛が密にあって灰色に見える。エゾムラサキより萼の基部が丸くならなず、くさび状になる、果時に裂片が直立する等が違いとされる。
付記
萼に先が鉤状の毛も写っているが、海外産のものも同様に見られるものがある。
園芸流通するものには、エゾムラサキと交雑させたものもあるらしい。(よくわからない)
備考
エングラー :  ムラサキ科
類似種
エゾムラサキ : 萼の基部は少し膨らんで円形。湿めったところで見られる。
ノハラムラサキ : 花は径3-4mmと遥かに小さい。・・・名前が本種と混同しやすいが別種。
撮影地
2023.4 千葉市 <植栽>

ノハラワスレナグサ

花は径6-8mmでエゾムラサキと同じ。名前がよく似て混乱しがちなノハラムラサキは径3-4mm。 (2023.4 千葉市) <植栽>

ノハラワスレナグサ

萼の基部は狭まっている点がエゾムラサキと異なると言われるが、違いは今一つピリッとこなかった。 ただ、エゾムラサキが林床、やや湿ったところで生育するのに対し、普通の花壇でも育つところはと異なるので、同じものではないのであろう。なお、先が鉤状の毛が基部付近に見られた点に疑義を持ったが、欧州のものにも写っていたので本種とした。花壇に植栽されたものでの撮影なので、園芸雑種の可能性もある。 (2023.4 千葉市) <植栽>

ノハラワスレナグサ

茎には開出した毛が多く、葉裏にも多い。葉表にもある。 (2023.4 千葉市) <植栽>