エゾムラサキ Myosotis sylvatica


エゾムラサキ

分類
ムラサキ科 ワスレナグサ属
植生環境
山地
開花時期
5-7月 林内
地域
中部以北
特記
 -
特徴
丈は20-40cm、茎葉は倒披針形で2-6cm、茎とともに粗い毛が見られ、上部の葉はやや茎を抱きます。
花序はサソリ形花序、10-25cmまで伸びます。花は6-8mmではじめはピンク色で後に青色になります。鱗片は黄色。萼は深く裂け裂片は広披針形、先はやや開出、斜上する毛が多く見られる。
備考
エングラー : ムラサキ科
類似種
ノハラワスレナグサ : 萼の基部がくさび形、裂片は直立する。
シンワスレナグサ : 萼の裂け方が浅く、開出する毛は見られない。
ノハラムラサキナヨナヨワスレナグサハマワスレナグサ : 花が3-4mmと小さい。
撮影地
2008.5 長野県上高地

エゾムラサキ

基部でよく分枝し、斜上ぎみに立ち上がります。咲き始めの頃はピンク色で、次第に青になります。花序は25cmくらいまで伸びます。 (2008.5 長野県上高地)


エゾムラサキ

サソリ形花序。花は径6-8mmで咲き出しはピンク色。鱗片は黄色で終わりに近くなると次第に色褪せてくる。花冠の合着している部分が 盛り上がっています。 (2008.5 長野県上高地)


エゾムラサキ

萼は深裂し、裂片は広披針形。 花柄や花序の軸に寝た毛が多く、萼には上向きに寝た毛の他に開出毛が見られます。 (2008.5 長野県上高地)


エゾムラサキ

茎葉は倒披針形、茎・葉に毛があります。上部の葉はやや茎を抱きます。 (2008.5 長野県上高地)