シンワスレナグサ Myosotis scorpioides


シンワスレナグサ

分類
ムラサキ科 ワスレナグサ属
植生環境
開花時期
5-7月 水辺
地域
外来種 (欧州原産)
特記
 -
特徴
ヨーロッパ原産の外来種。単にワスレナグサと呼ばれるものの1つ。
丈は50cmで全体に伏毛が見られます。葉は長楕円形で縁は波立ちます。下部は有柄、上部は無柄でやや茎を抱きます。
花は径8mm、青色で鱗片は黄色い。エゾムラサキに比べて萼の裂け方が浅く、毛が圧毛のみで目立たない。

参考
欧州における"forget-me-not"の基本種(true forget-me-not)。そのためか、図鑑等では「ワスレナグサ」の名で掲載されていることもあるが、日本で一般的に流通するワスレナグサはノハラワスレナグサ(M. alpestris="alpine forget-me-not")またはその改良種。
備考
エングラー : ムラサキ科
類似種
エゾムラサキ : 萼の裂け方が深く、斜上する毛が多く見られる。
ノハラワスレナグサ : 萼の基部がくさび形、裂片は直立する。
ノハラムラサキナヨナヨワスレナグサハマワスレナグサ : 花が3-4mmと小さい。
撮影地
2017.9 新潟県十日町市

シンワスレナグサ

在来種のエゾムラサキと似ており、一見では間違えやすい。萼の観察が大事。 (2017.9 新潟県十日町市)


シンワスレナグサ

花は径8mmとノハラムラサキやハマワスレナグサよりも2倍以上大きく、 エゾムラサキとほぼ同じサイズ。 (2017.9 新潟県十日町市)


シンワスレナグサ

萼の裂け方は浅く、圧毛のような毛が見られました。エゾムラサキは裂け方が深く、先の曲がった カギ形の開出毛がある。 (2017.9 新潟県十日町市)


シンワスレナグサ

葉は長楕円形で全縁、ふつう、縁が多少波立ちます。下部の葉には柄があります。 (2017.9 新潟県十日町市)