エゾカワラナデシコ

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ナデシコ科 Caryophyllaceae
丈は30-50cm、葉は3-7cmの広線形~線状披針形で粉白を帯びた緑色、先端は尖り、基部は茎を抱きます。
花は茎頂に数個ずつ付き、径4cm、花弁は扇状で、舷部は細かく中裂します。苞は2対で多くは広楕円形、先端だけ急に短く尖ります
良く似た変種・タカネナデシコは、花弁間にやや隙間があり、花弁の舷部は深く細かく裂けます。苞は2対で同じですが、先端がやや長く尖ります。カワラナデシコは苞が3-4対。

 

2015.8.11 更新
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  • 花3
  • 葉・茎

エゾカワラナデシコ-全体

本州以南では内陸の山地の草原などのほうがよく見られます。
(2007.7 礼文)

エゾカワラナデシコ-全体2

海岸に近い山地で見かけました。
(2014.6 青森県深浦町)

エゾカワラナデシコ-全体3

このあたりのものは、タカネナデシコと紛らわしい。
(2008.8 湯の丸高原)

エゾカワラナデシコ-花

爪部(花弁が急に広がる手前あたり)の幅はタカネナデシコより広い。
(2015.7 青森県 旧・小泊村)

エゾカワラナデシコ-花2

先端の裂け方が浅く、褐色の毛もわずかしか見られないものもありました。
本来はこれが典型?(2007.7 礼文)

エゾカワラナデシコ-花3

苞は2対。苞のすぐ下にある線形のものは葉。
(2015.7 青森県 旧・小泊村)

エゾカワラナデシコ-葉

葉は線状披針形~広線形、基部は茎を抱きます。
ふつう、タカネナデシコほどには粉白を帯びない。(2015.7 青森県 旧・小泊村)