エゾリンドウ

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リンドウ科 Gentianaceae
丈は図鑑などでは30-80cmくらいまでとなっていますが、1mを越えるものも時々見ます。葉は6-10cmの披針形で先は尖り基部は丸く、葉面はあまりザラつかない。葉裏は粉白を帯びます。
花は茎頂と上部の複数の葉腋に5-20個付き、花冠は3-5cm、基部には苞が付きます。
葉の細いものをホロムイリンドウ、高山性で株立ちとならず、花があまり開かないものをエゾオヤマリンドウと呼びます。
なお、切り花として使われるリンドウは本種か、本種の園芸改良種。

 

2019.11.3 更新
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エゾリンドウ-全体

オミナエシが群れる一角で咲いていて、ここだけすっかり秋の装いでした。
(2014.9 宮城県名取市)

エゾリンドウ-全体2

1株から多数立ち上がり、1mほどになったもの。
多いものでは7-8段も花を付けていました。(2007.8 新潟県・旧妙高高原町)

エゾリンドウ-全体3

尾瀬にはホロムイリンドウもあって紛らわしいですが、こちらは背丈が高く、
花付きも良いものが多く、遠目でもおおよそ区別できます。(2008.9 尾瀬)

エゾリンドウ-全体4

田んぼ脇で夏に一度刈られてしまったのか、丈が30cm程度だったもの。
(2007.9 新潟県・松之山町)

エゾリンドウ-全体5

森林限界より上の亜高山の稜線、礫地に咲くもの。小型でリンドウと紛らわしいもの。
(2017.9 長野県湯の丸高原)

エゾリンドウ-花

リンドウの中では花冠はよく開くほうです。写真よりもう少し開く。
(2014.9 宮城県名取市)

エゾリンドウ-花2

葉腋から短い柄を伸ばし、複数の花を付けます。基部に付いている小さい
葉状のものは苞。苞の大きさはかなりバラつく。(2014.9 宮城県名取市)

エゾリンドウ-花3

(2017.9 長野県湯の丸高原)


エゾリンドウ-葉

葉は披針形、3脈があり、基部はまるい。
(2017.8 群馬県谷川岳)

エゾリンドウ-葉2

葉裏は粉白を帯びます。
(2017.8 群馬県谷川岳)

エゾリンドウ-茎

(2014.9 宮城県名取市)