タテヤマリンドウ / シロバナタテヤマリンドウ

top
リンドウ科 Gentianaceae
ハルリンドウの高山性の変種。
丈は5-10cm、根生葉は5-10mm、ロゼット状に付き、そこから複数の茎が立ちあがります。茎葉は卵形で茎に沿って上を向きます。
花は茎頂に1つ付き、花冠は長さ1-2cmで5裂し、裂片間に副片があります。萼裂片は反り返らない
同所的にあるミヤマリンドウは、茎に複数花が付き、茎葉は平開します。良く似たハルリンドウは根生葉があって花冠が長さ2-3.5cm。

 

2018.7.21 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • シロバナタテヤマリンドウ

タテヤマリンドウ-全体

高山にはミヤマリンドウもありますが、本種は茎葉が横に展開しません。
(2008.7 北ア・白馬岳)

タテヤマリンドウ-全体2

茎は分枝し、茎頂に1つずつ花を付けます。
(2018.7 北ア・八方尾根)

タテヤマリンドウ-全体3

花冠がやや小さいのがハルリンドウとの違い。
(2011.6 福島県尾瀬)

タテヤマリンドウ-花

色はミヤマリンドウや母種のハルリンドウに比べて薄いものが多い。
(2010.7 群馬県至仏山)

タテヤマリンドウ-花2

(2011.6 福島県尾瀬)


タテヤマリンドウ-花3

(2018.7 北ア・八方尾根)


タテヤマリンドウ-葉

茎葉は上を向いています。
(2018.7 北ア・八方尾根)

タテヤマリンドウ-葉2

花期にも根生葉が見られます。
(2018.7 北ア・八方尾根)

シロバナタテヤマリンドウ

(f.ochroleuca) 場所によって白花も多く見かけます。上は雌性期、下は雄性期です。
(2006.8 北ア・立山)