ハルリンドウ Gentiana thunbergii var. thunbergii
(品種) シロバナハルリンドウ


ハルリンドウ

分類
リンドウ科 リンドウ属
植生環境
里 山地
開花時期
3-5月 湿った草地
地域
全国
特記
 -
特徴
春らしい明るい空色のリンドウ。
丈は5-15cm、根元から数本の茎を立ち上げます。根生葉はロゼット状で卵形、1-3cmほど。茎葉は4-10mmと小さくて茎に沿い目立ちません。
花は1茎に1輪付き、花冠長さ2-3cm、花冠裂片は明るい空色、筒部内側は白く破線上の紫斑があります。萼裂片は三角状披針形で直立。
白花はシロバナハルリンドウと呼ぶ。
備考
エングラー : リンドウ科
類似種
フデリンドウ : 根生する葉はなく、茎葉は横に展開する。花は茎に数個ずつ付く。
タテヤマリンドウ : 本種の高山型。全体に小型でふつう茎は1本だけ、花冠もやや小さい。
撮影地
2010.4 千葉県山武市  他

ハルリンドウ

よく見るフデリンドウと異なり、基部に根生葉がある。 (2015.4 長野県白馬村)


ハルリンドウ

標高1000mを超える雪解けまもないスキー場に群生していたもの。タテヤマリンドウより花冠は長い。 (2009.6 北ア・八方)


ハルリンドウ

茎葉は葉表側に鋭く折れ曲がりやや袋状。茎に対して平開はせず、せいぜい鋭角に斜開する程度。 (2016.4 千葉県山武市)


(品種) シロバナハルリンドウ f. albiflora

ハルリンドウ

白花。 (2016.4 千葉県山武市)