イヌセンブリ Swertia tosaensis


イヌセンブリ

分類
リンドウ科 センブリ属
植生環境
里 山地
開花時期
10-11月 湿原など湿り気のあるところ
地域
関東以西
特記
絶滅危惧2類
特徴
湿原などに生えるセンブリ。
丈は10-40cm、茎には4稜があります。茎葉は2-5cmの披針形~倒披針形で先は鈍頭。
葉腋ごとに鋭角に短い枝を分け、若しくは花柄を伸ばして2cmほどの花を付けます。花冠は径15mm、裂片には紫条があり、基部に蜜腺溝が2つあってそのまわりに長い毛が見られます。花冠の外側は赤味を帯びることが多い。
備考
エングラー : リンドウ科
類似種
ムラサキセンブリ : 花冠は径2-3cm、全体に淡紫色を帯び、濃い紫条がある。
撮影地
2014.10 千葉県

イヌセンブリ

上部の葉腋ごとに花を付けます。 (2014.10 千葉県)

イヌセンブリ

花冠は径2cm、裂片には紫色の線状斑があります。花冠基部に長い毛があり、センブリに比べてもかなり長く、花糸と同長くらいあります。雄しべは5本。萼裂片は狭長披針形~広線形。花冠外側が赤味を帯びることが多い。 (2014.10 千葉県)

イヌセンブリ

毛は花冠裂片の基部にある2つのの密腺溝の周りから伸びています。 (2014.10 千葉県)


イヌセンブリ

葉は対生、披針形~倒披針形で典型的なセンブリより少し幅広です。 (2014.10 千葉県)