カラスビシャク

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サトイモ科 Araceae
属名のハンゲは、この植物の別名。
丈は20-40cm。葉は3小葉からなり、根生し、花茎とは別に出ます。小葉は長楕円形~狭卵形で3-12cm。葉柄の途中や小葉の基部にむかごが付きます。
花茎は葉が出るより早く立ち上がり、葉よりも高い位置で花を付けます。仏炎苞は多くは緑色で長さ5-6cm、テンナンショウ属のものより遙かに細い。付属体の先端が6-10cmほど仏炎苞の上に長く伸びます。

 

2020.7.11 更新
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  • 花3
  • 葉2
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  • 珠芽2
  • 珠芽3
  • 珠芽4

カラスビシャク-全体

丈は10-15cmほどでした。葉は1-2個根生、花茎には付かない。
(2014.4 千葉市)

カラスビシャク-全体2

周囲の草に紛れて目立たないことも・・・。立って見ると葉のほうが目立つので
しゃがんでみたら沢山花が咲いていました。(2015.4 千葉市)

カラスビシャク-全体3

近所では4月下旬に見られることが多いので、7月に咲いていて驚いた。
どういう要因で差が生まれるのだろうか?(2020.7 千葉県 旧・成東町)

カラスビシャク-花

付属体は長く上に伸びます。
(2014.5 千葉市)

カラスビシャク-花2

仏炎苞の下部には隙間があり、花序の一部と見られるものが覗いていました。
(2014.5 千葉市)

カラスビシャク-花3

縁や内面などにごく短い毛が見られます。
(2015.5 宮城県涌谷町)

カラスビシャク-蕾

付属帯は蕾の先端から飛び出しています。
(2014.4 千葉市)

カラスビシャク-葉

小葉は3枚。花序とは別の所から出ます。
(2015.4 千葉市)

カラスビシャク-葉2

(2015.4 千葉市)


カラスビシャク-葉2

葉柄の下部にむかごが付きます。まだ小さい。
(2015.4 千葉市)

カラスビシャク-むかご2

だいぶ大きくなった葉柄の下部のむかご
(2017.5 千葉市)

カラスビシャク-むかご3

3枚の小葉の中央にもむかごが付きます。花が咲く頃はまだ小さくて、
この程度のものが多い。(2015.5 千葉市)

カラスビシャク-むかご4

大きくなった小葉の基部のむかご。5mmくらい。
(2016.5 千葉市)