ザゼンソウ

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サトイモ科 Araceae
自ら発熱して雪を溶かして咲き始めます。
丈は20cm、葉に先だって花を咲かせます。
仏炎苞は暗褐色で卵円形、長さ20cm、径15cm、中に2cmほどの楕円形の花序があります。花には花被が4つで暗褐色、緑色、クリーム色のいずれか。雄しべはクリーム色。
葉は後から出てきて、花後も成長を続け、円心形で長い柄があり、40cmくらいになります。

 

2019.4.15 更新
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  • 花3
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ザゼンソウ-全体

雪融け水にタップリ浸って咲いていました。右に見える角状のものは展開前の葉。
(2012.4 長野県白馬村)

ザゼンソウ-全体2

花はもうおわっています。
(2015.5 新潟県 旧・小出町)

ザゼンソウ-全体3

葉はどんどん大きくなります。最終的にはさらにこの2倍近くになります。
(2015.5 新潟県 旧・小出町)

ザゼンソウ-花

花被は赤いものが多いですが、緑色のものもあるそうです。
中は暖かいのでアリたちにとっては天国なのかも・・・。(2009.5 長野県白樺湖)

ザゼンソウ-花2

花は概ね6角形で、花弁4、雄しべ4、花柱1(矢印)の構成。
(2015.4 長野県白馬村)

ザゼンソウ-花3

子房が少し膨らんできた状態。
(2018.4 長野県白馬村)

ザゼンソウ-芽出し

出て来る途中の状態。地上に出て仏炎苞が開きます。
左に葉となる芽を伴っている。(2019.4 長野県白馬村)

ザゼンソウ-葉

葉は大きく40cmくらいになります。葉がここまで展開すると、花はそろそろ終わり。
(2012.4 長野県大町市)

ザゼンソウ-葉2

側脈が葉の先端に集まるのがこの仲間の特徴。
(2018.4 長野県白馬村)