コバノタツナミ Scutellaria indica var. parvifolia
(品種) シロバナコバノタツナミ


コバノタツナミ

分類
シソ科 タツナミソウ属
植生環境
里 海岸
開花時期
5-6月 海岸に近い土手や畑の縁 岩場
地域
関東以西
特記
 -
特徴
タツナミソウの変種で全体的に小さい。
丈が5-20cm、葉も小さく、1cm程度の三角状卵形で先は丸く基部は浅い心形、少数の鋸歯があり、柄があって両面にビロード状の毛が見られます。
花は茎頂に多数付き、長さ1.5cmで淡赤紫~淡紫。萼に付属体があります。
白花品はシロバナコバノタツナミと呼ばれます。
備考
エングラー : シソ科
類似種
タツナミソウ : 丈は20-40cm、葉は長さ1-2.5cm。
撮影地
2014.4 東京都高尾山  他

コバノタツナミ

丈は20cmほどと、タツナミソウの半分強。片側に偏って花を付けます。 (2014.4 東京都高尾山)


コバノタツナミ

花冠は萼の縁で垂直に立ち上がります。上唇は兜状、下唇は浅く3裂。萼にも毛が多く、上側裂片の上に丸い付属体が見られます。 (2017.5 千葉市)


コバノタツナミ

葉は幅・長さともに普通は1cmほど、葉の両面には短毛が密生し、葉柄、茎にも毛が密生。 (2017.5 千葉市)


(品種) シロバナコバノタツナミ f. alba

シロバナコバノタツナミソウ

白花品。園芸用として「シロバナタツナミソウ」の名で販売されており、各地で逸失しているようです。上の写真もその可能性があり、近年しばしば見かけるようになった。なお、正名の「シロバナタツナミソウ」はタツナミソウの品種で別種。 (2014.5 千葉市)