タツナミソウ Scutellaria indica var. indica

2023.4.17 更新

タツナミソウ

分類
シソ科 タツナミソウ属
植生環境
開花時期
5-6月 林縁 草地
地域
本州以南
特記
 -
特徴
種が多いタツナミソウの中で里で見られる最もポピュラーな種。全体に粗い開出毛が多い。
丈は20-40cm。葉は広卵心形~三角状卵形で長さ1.-2.5cm、先は丸く基部は心形、両面に軟毛があり、先の丸い鋸歯が7-10対、短い柄が見られます。茎には4稜があり、開出する毛があります。
花は茎の先に穂状に付き、長さ2cm、花冠は基部で直角に折れ曲がり、長さ2cm、下唇中央に紫の斑があります。萼に半球状に反った付属体が付く。
備考
エングラー : シソ科
類似種
コバノタツナミ : 全体に小さく、丈は~20cm、葉も長さ1cm程度で鋸歯は3-5対。
オカタツナミソウ : 上部のほうが葉は大きく、茎に下向きに曲がった毛がある。
ヤマタツナミソウ : 花筒が萼の出口付近から60°の角度で出る。茎には上向きの開出毛がある。
撮影地
2015.5 千葉市

タツナミソウ

里山の草地などでも見られる最も一般的なタツナミソウ。 (2013.5 千葉市)


タツナミソウ

花数は多く、片側に偏って密に多数付きます。 (2014.5 千葉市)


タツナミソウ

花冠は長さ約2cm、花冠基部で直角に折れ曲がります。萼には付属体がある。花冠の下唇中央は白く、濃い紫色の斑があります。 (2015.5 千葉市)


タツナミソウ

葉は三角状卵形~広卵心形で先端は丸い。両面に毛が多く見られます。茎は赤味を帯び、断面は四角形。開出する毛が見られます。 (2023.5 千葉市)