オドリコソウ Lamium album var. barbatum


オドリコソウ

分類
シソ科 オドリコソウ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-6月 半日影
地域
全国
特記
 -
特徴
新緑の頃、林縁や木陰の道ばたなどで見る花です。
丈は30-50cm、葉は卵状三角形~広卵形、上部では卵形、基部は浅い心形、縁に鋸歯が見られます。茎には4稜がある。
花は上部の葉腋にたくさん、数段付け、長さ3-4cm、花冠は基部で屈曲して上を向き、上唇が笠状に横を向き、下唇はやや小さく、先端で2裂。萼は長く鋭く尖ります。
名の由来は笠を被った踊り子の姿から。
備考
エングラー : シソ科
類似種
キタダケオドリコソウ : 葉腋や萼が紫色を帯びない。
キバナオドリコソウ : 花は黄色、下唇が3裂し、裂片の先が尖る。葉に斑が入るものが多い。
撮影地
2008.4 山梨県南アルプス市  他

オドリコソウ

花色は白~ピンク、よく群生し、決して小さな花ではないですが、花が葉に隠れがちで、意外と地味。 (2012.6 青森県中泊町)


オドリコソウ

花笠を被った踊り子・・・といった風情の花で、節に輪生状に付きます。萼の先は鋭く尖ります。 (2016.4 千葉市)


オドリコソウ

上唇外側には屈毛があり、縁には開出する毛が見られました。 下唇側裂片には小さな耳状突起がある。雄しべは長短各2。 (2016.4 千葉市)


オドリコソウ

葉は卵状三角形~広卵形で先が鋭く尖ります。 (2014.5 千葉市)