アキノタムラソウ Salvia japonica
(品種) ケブカアキノタムラソウ

2024.7.29 更新
このページはケブカアキノタムラソウ (f. lanuginosa) を分けずにアキノタムラソウとして掲載しています。

アキノタムラソウ

分類
シソ科 アキギリ属
植生環境
山地
開花時期
7-11月 林縁 草地
地域
本州以南
特記
 -
特徴
丈は20-80cm、葉は1-2回羽状複葉、小葉は下部では卵形、上部は披針形で、頂小葉が大きい。時に単葉のこともあります。
花は茎頂や葉腋から伸びた20cm前後の長い花序に付き、青紫色で花冠約10-13mm、雄しべは花冠からあまり飛び出しません。
付記
萼や花柄、花序の軸等に腺毛が混じるものはケブカアキノタムラソウと呼ばれることがありますが、撮影はすべてこの型で、分けずに記しています。
備考
エングラー : シソ科
類似種
ミヤマタムラソウ : 花冠上唇外側に長い毛があり、雄しべが花冠から長く突き出る。
撮影地
2014.7 千葉市

アキノタムラソウ

分枝して20cm以上の長い花穂を複数付けます。以下、掲載のものは、全てケブカアキノタムラソウの型。


アキノタムラソウ

大きい葉は下部に集まる。 (2019.8 千葉市)


アキノタムラソウ

下唇は3裂し、中央の裂片が大きくてさらに小さく2つに裂けています。中央に白い斑が 見られます。側裂片は上に立ち上がって先端は内側に曲がる。雄しべは2本。最初は2本そろって上唇に沿っています(写真中央右)が、 次第に左右に分かれて下を向きます。 (2014.7 千葉市)


アキノタムラソウ

花冠外側には腺毛と開出毛が、萼には腺毛が見られました。花序の軸には腺毛が密生。花の基部についているのは苞で、 これにも腺毛がありました。 (2016.8 千葉市)


アキノタムラソウ

葉は奇数羽状複葉。小葉は2裂することもある。 (2016.7 千葉市 )