イヌトウバナ Clinopodium micranthum var. micranthum

2023.11.1 更新

イヌトウバナ

分類
シソ科 トウバナ属
植生環境
山地
開花時期
8-10月 木陰
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は20-50cm、茎の下部は地を匍います。葉は2-3cmの卵形~狭卵形で濃い緑色、柄があり、先はやや尖ります。葉裏の腺点は明瞭。
花は上部の葉腋や茎頂に多数まとまって付き、ごく淡いピンク色で花冠長さ5-6mm、萼には開出する長い軟毛が多く見られます。
備考
エングラー : シソ科
近似種
ヤマトウバナ : 葉の緑が明るく、花序は小さくふつう茎頂にのみ付く。
ミヤマトウバナ : 萼の毛はまばら。茎頂以外にも花序がつく。
ヤマクルマバナ : 花冠は長さ6-8mm、葉裏の腺点は目立たない。
撮影地
2017.8 群馬県尾瀬  他


花はトウバナ同様数段付きます。 (2018.9 静岡県富士宮市)



花は密に付きますが大抵疎らに咲く。 (2015.6 秋田県能代市)



雄しべは4本で2本が長く、上唇の縁を回り込むように付いています。下唇の中央に 2つの僅かな隆起があり、毛が見られます。萼筒には長い毛が見られます。 (2023.8 千葉市 / 2015.6 秋田県能代市)


イヌトウバナ

葉は卵形~狭卵形、先はやや尖ります。葉裏に腺点が見られます。 (2023.11 千葉市 / 2014.8 長野県白馬村)