オオカメノキ (ムシカリ) Viburnum furcatum


オオカメノキ

分類
ガマズミ科 ガマズミ属
植生環境
山地
開花時期
4-6月 草地
地域
北海道~九州 屋久島
特記
 -
特徴
落葉小高木。ムシカリとも呼ばれます。
丈は6mくらいになる。葉は6-20cmの円形~広卵形で、先はツンと尖り基部は浅い心形、縁には不揃いの鋸歯が見られます。側脈は7-10対。葉柄は1.5-4cm。葉裏に星状毛が多い。
花序は6-14cmで外側に装飾花があり、装飾花は径2-3cmで花冠は5裂し平開します。花序には柄がない。
備考
エングラー : スイカズラ科
類似種
ヤブデマリ : 葉の基部が広いくさび形~円形。
カンボク : 葉は3裂。
撮影地
2019.5 山梨県三つ峠山  他

オオカメノキ

丈が6mほどになり、枝は横に広がります。花序には周囲に装飾花、中央に両性花が多数付く。いずれも花冠は5裂。 (2013.5 岩手県早池峰山)


オオカメノキ

両性花のまわりを装飾花が囲みます。装飾花は花冠5裂。 (2018.5 山梨県三つ峠山)


オオカメノキ

葉は裂けず、円形~広卵形、基部がハート形になる所がヤブデマリとの違い。やや盾形に付くような感じにも見える。 (2012.7 山形県月山)


オオカメノキ

葉裏に細脈まで顕著に浮き出る。春先は脈上に褐色の星状毛(と思われるもの)が見られたが、後に脱落する。 (2019.5 長野県軽井沢町)


オオカメノキ

果実は広楕円形で長さ7-10mm。赤色、後に黒く熟す。 (2007.9 長野県湯ノ丸高原)