エゾアオイスミレ / シロバナテシオスミレ

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スミレ科 Violaceae
アオイスミレによく似ていますが、葉先が尖ること、越冬葉のないことなどが特徴です。
丈は3-10cmで有茎。葉は卵形で先が尖り基部は心形、葉の両面に毛が多く見られます。托葉は櫛形。
花はアオイスミレより側弁がやや開き気味で、色が濃いものが多い。唇弁に紫条があって花柱は下を向く。距は短め。
白花はシロバナテシオスミレまたはシロバナエゾアオイスミレと呼ばれます。テシオスミレは本種の別名。

 

2015.4.27 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 托葉
  • 葉2
  • シロバナテシオスミレ
  • 同2
  • 同・花

エゾアオイスミレ-全体

アオイスミレに比べて花色が濃い。
(2012.4 長野県大町市)

エゾアオイスミレ-全体2

積雪地では、このように賑やかに咲いていることが多く見られます。
(2015.4 長野県白馬村)

エゾアオイスミレ-花

アオイスミレより側弁はよく開き、色の濃いものが多いそうですが、
これだけでは見分けにくい。(2012.4 長野県大町市)

エゾアオイスミレ-花2

花柱は下向きの鍵型。
(2015.4 長野県白馬村)

エゾアオイスミレ-花3

距は短め。毛がやや多く、萼などにも毛が見られました。
(2012.4 長野県大町市)

エゾアオイスミレ-葉

葉は卵形で先端が尖ります。花期は葉が展開しきっていないとのこと。
(2012.4 長野県大町市)

エゾアオイスミレ-托葉

托葉は櫛形。
(2012.4 長野県大町市)

エゾアオイスミレ-葉2

花は終わってもあまり大きくなりません。
(2011.4 山梨県三ッ峠山)

シロバナテシオスミレ-全体

白花のものはシロバナテシオスミレまたはシロバナエゾアオイスミレと呼ばれます。
花色以外はエゾアオイスミレの特長は同じ。(2012.4 長野県大町市)

シロバナテシオスミレ-全体2

エゾアオイスミレが咲く一角は白花でした。
(2012.4 長野県大町市)

シロバナテシオスミレ-花

花はやや閉じ気味のものもあり、アオイスミレの白花とどっちだろうと迷いました。
花柱は鍵型。(2012.4 長野県大町市)