ケイリュウタチツボスミレ Viola grypoceras var. ripensis


ケイリュウタチツボスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 沢沿い
地域
神奈川 長野 富山 愛知 京都 広島
特記
 -
特徴
水流に対応したタチツボスミレ。山地沢沿いの砂礫地、岩のリスなどで見られます。
増水時などに対応できるよう、あまり大きくならず、丈は5-10cm程度、葉は光沢があって小さく、三角状で基部は浅い心形~切形、根生葉も三角形で深い心形にはなりません。托葉はくし形。
花は1.5-2cmですが、花弁が細いのも特徴です。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
タチツボスミレ : 葉は心形、花弁もややふくよか。丈も花期後期は20-30cmくらいになる。
撮影地
2013.5 長野県

ケイリュウタチツボスミレ

水流に流されないように変化したタチツボスミレです。花弁が細く、葉が小さい。何より根茎が驚くほど太い。 (2016.4 長野県)


ケイリュウタチツボスミレ

花は花弁が細く、タチツボスミレの写真の横方向を著しく圧縮したような感じです。 (2013.5 長野県)


ケイリュウタチツボスミレ

距の長さや萼などはタチツボスミレと同じ。 (2013.5 長野県)


ケイリュウタチツボスミレ

節間は短く、葉は小さく、托葉と比べても少し大きい程度。基部は切形になることも多い。 (2016.4 長野県)