ナガバノスミレサイシン Viola bisseti
(品種) シロバナナガバノスミレサイシン


ナガバノスミレサイシン

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地
開花時期
3-5月 半日陰の落葉樹林下 やや湿ったところ
地域
福島以南の本州の大平洋側 四国
特記
 -
特徴
スミレサイシンが日本海側なのに対して、こちらは太平洋側に分布します。
丈は5-12cm、葉は薄くて光沢があり、披針形で先は尖り基部は心形でスミレサイシンより長いのが特徴です。
葉は花より少し遅れて花とは別に出てきます。
花はスミレサイシンよりやや小さく2cmくらい、花色の薄ものが多い。側弁は無毛、距は短い。
白花はシロバナナガバノスミレサイシンと呼びます。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
スミレサイシン : 葉は心形。日本海側で見られる。
撮影地
2008.4 東京都高尾山  他


日本海側のスミレサイシンに対して、こちらは大平洋側で見られます。花芽が先に上がるので、咲き始めの頃は、葉が全く見られないこともあります。 葉茎と花茎が少し離れた場所から出ている姿もよく見かけます。 (2016.4 東京都高尾山)


ナガバノスミレサイシン

側弁は無毛。花の色は薄い青~薄い青紫色。 (2016.4 東京都高尾山)


ナガバノスミレサイシン

距は短くて、ずんぐりしています。萼の付属帯(上端)は切れ込みがあります。 (2016.4 東京都高尾山)


ナガバノスミレサイシン

葉は光沢があって薄く、スミレサイシンより葉は長めです。出て間もないものは表側に丸まっていて、その後しばらくは表側に反っていることが多いです。 (2016.4 東京都高尾山)


(品種) シロバナナガバノスミレサイシン f. albiflora

シロバナナガバノスミレサイシン

白花品 (2012.4 東京都高尾山)