シロスミレ Viola patrinii var. patrinii


シロスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
5-7月 湿った草地 湿地
地域
愛知以北
特記
 -
特徴
遅咲で、中部・関東では1000m以上でみられるすみれ。
葉はヘラ形~長楕円状披針形で真っ直ぐ立ちあがり、浅い鋸歯があり、基部は切形~くさび型で柄状に細まり、柄の上半に狭い翼があります。葉の柄の部分は葉身より長い。
花の側弁に毛があり、唇弁に紫色の線状斑が入ります。萼は披針形で距は短い。スミレを白花にしたような印象もありますが、スミレの白花品と区別します。
備考
エングラー : スミレ科
類似種
アリアケスミレ : 葉は楕円状披針形で横に展開、柄に狭い翼がある。
スミレ : 葉は楕円状披針形~三角状披針形、柄に明瞭な翼がある。
撮影地
2019.6 長野県霧ヶ峰  他

シロスミレ

標高の高い湿原などで見られるスミレ。葉がまっすぐに立ち上がり葉柄が葉身より長いのが特徴。 (2009.6 長野県霧ヶ峰)


シロスミレ

側弁の内側に毛が多く見られます。側弁にも若干の紫色の線が見られますが、 全くないものやもう少し多いものもありました。花弁基部は黄色~緑色を帯びます。 (2019.6 長野県霧ヶ峰)


シロスミレ

距はスミレよりすこし短くポテッとしています。 (2016.6 長野県高ボッチ山)


シロスミレ

柄には狭い翼があり、まっすぐ立ち上がります。 (2016.6 長野県高ボッチ山)