イタドリ Fallopia japonica var. japonica
(品種) メイゲツソウ / (型) フジイタドリ

2023.9.19 更新

イタドリ

分類
タデ科 ソバカズラ属
植生環境
里 山地 亜高山
開花時期
7-10月 草地
地域
全国
特記
ICUN 侵略的的外来種ワースト100
特徴
日本発の侵略的植物。植生遷移で最初に見られる被子植物の1つ。雌雄異株。
丈は0.5-1.5m、上部で多くの枝を分けます。葉は6-15cmの広卵状楕円形~広卵形で先は尖り基部は切形~浅い心形、両面の脈上に毛が見られます。
花は総状花序が円錐状に付き、萼は5深裂で裂片は1.5-3mm。雌花はうち3つが翼状に張り出して果実を包みます。
花被の翼が赤いものはメイゲツソウと呼ばれます。山地に風衝帯で見られる丈が伸びず50-60cmのものはフジイタドリと呼ばれるが分けない。
備考
エングラー : タデ科
類似種
オオイタドリ : 丈は2-3mにもなり、葉は大きく15-30cm、基部は明かな心形になる。
撮影地
2006.8 群馬県安中市  他 

イタドリ

大きくなるので都会では少ないですが、近郊ならどこにでもある雑草。 (2009.8 長野県茅野市)

イタドリ

雄花序と雄花。花被片5。雄しべは8。 (2008.9 群馬県みなかみ町 / 2017.9 東京都高尾山)

イタドリ

雌花序と雌花。花柱3、雄しべはあるが短く、花粉は付かない。花被片はふつう5、うち外側の萼片3は花後に翼状に肥大して果実を包む。 (2021.9 / 2023.10 千葉市)


イタドリ



(品種) メイゲツソウ f. colorans

メイゲツソウ