ナガエコミカンソウ Phyllanthus tenellus

2023.9.19 更新

ナガエコミカンソウ

分類
コミカンソウ科 コミカンソウ属
植生環境
開花時期
7-10月 道ばた 草地
地域
外来種 (インド洋諸島原産)
特記
 -
特徴
丈は20-60cmほど、全体に毛はなく、葉は茎から横に伸びる葉状小枝に10-25個ほど互生して付き、長さ1cmほどの広卵形~倒卵形、裏面はやや白く、短柄があります。
花は葉腋に数個ずつ横向き~やや下向きに咲き、雄花は径2mm弱、雌花は径1.5mmほど、どちらも花被片は6、柄があります。果実は径1.5mmほどの潰れた球形、表面はほぼ平滑、柄は花期より伸びて5mmほどになる。
備考
エングラー : トウダイグサ科
類似種
ヒメミカンソウ : 葉は長楕円形~披針形、花柄は短く果期にも伸びない。
コミカンソウ : 枝の上部に雄花が、株に雌花が付く。果実の表面にいぼ状の突起がある。
撮影地
2023.9 千葉市

ナガエコミカンソウ

草丈は多くは30-50cmくらいでした。葉状小枝に葉が10-25個付き、その葉腋に数個ずつ雄花と雌花が付く。茎の下部はやや木質化していた。 (2023.9 千葉市)


ナガエコミカンソウ

花は葉腋に雌花1-2個と雄花2-3個が付いていたが、咲く順序は一定していないように見えた。葉は長さ1cmほど、葉の基部に短い柄があり、その基部に三角状の托葉が見られます。葉先はやや尖るのが典型のようですが、ここでは円頭に近いものも少なくなかった。葉裏はやや白い。 (2023.9 千葉市)


ナガエコミカンソウ

左:雌花 右:雄花 雌花には長い柄があり、緑白色。写真の縮尺は正確ではありませんが、雌花は径1.5mm、雄花は径2mm弱くらい、雄花は花被片の幅が広く、白っぽく見える。 (2021.10 千葉市)


ナガエコミカンソウ

果実は潰れた球形で径1.5mm。花被片は基部に残存し、柄は5mmほどに伸びる。果実表面には顕著な凸はなく、先端に花柱が残っていました。 (2021.10 千葉市)