ヒロハハリブキ Oplopanax japonicus var. brevilobus


ヒロハハリブキ

分類
ウコギ科 ハリブキ属
植生環境
亜高山
開花時期
6-7月 林内 林縁
地域
東北以北
特記
 -
特徴
ハリブキに比して葉の裂片の幅が広いもの。葉の刺はハリブキほどではなく、多くの場合、葉表に刺が見られない。
丈は1mほど、葉は2-4個が茎の先に集まり、円形で7-9中裂し、重鋸歯があり、基部は心形、茎や葉柄に刺があり、葉裏脈上に刺がある。
花は長い円錐花序に付き、雌雄異株、花弁は5個、長さ2mmで白緑色、雄しべ5、雌花の花柱は2。果実は6mmい゛赤熟する。
葉裏にも刺が見られないものがあり、メハリブキとも呼ばれますが、ハリブキの葉に刺がないものも含まれるようです。
異論
ハリブキと区別しないという見解もある
備考
エングラー : ウコギ科
類似種
ハリブキ : 葉の両面に鋭い刺が見られる
撮影地
2008.7 秋田県駒ケ岳  他

ヒロハハリブキ

雄花序。 (2014.6 青森県岩木山)


ヒロハハリブキ

雌花序。雌花の雄しべは短く、花粉は付かない。 (2018.6 山形県月山)


ヒロハハリブキ

果実は赤熟します。 (2013.8 秋田県真昼山地)


ヒロハハリブキ

葉の裂け方はハリブキよりやや浅く、裂片の幅が広い。裂片の先もあまり伸びる印象はなかった。葉表の脈上には刺がない。(2008.7 岩手県早池峰山)


ヒロハハリブキ

葉裏脈上や葉柄に刺が見られます。ないものもあり、メハリブキと呼ばれることがありますが区別しない。