イワボタン Chrysosplenium macrostemon var. macrostemon


イワボタン

分類
ユキノシタ科 ネコノメソウ属
植生環境
山地
開花時期
4月 沢沿いの湿ったところ
地域
関東以西の大平洋側
特記
 -
特徴
ヨゴレネコノメやニッコウネコノメの基準変種。
丈は3-15cm、茎葉は1-2対、卵円形から卵状楕円形、根生葉は広卵形~狭卵形、いずれも2.5cmほどの長い柄があり、灰色の斑が入ります。茎は赤味を帯びます。
花は花弁がなく、萼は淡緑~黄緑色で斜開~直立、雄しべは8本で萼より長く、裂開前の葯は黄色。苞は楕円形から楕円状披針形で緑色、葉と同じ灰色の斑が入ります。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
ニッコウネコノメ : 萼裂片が緑色で平開~斜開、裂開前の葯は赤く、苞が黄色。
ヨゴレネコノメ : 葉は汚紫色を帯び、苞は短黄色、萼裂片は灰褐色で直立、葯は赤い。
撮影地
2019.5 静岡市

イワボタン

葉や苞葉に灰色の斑が入るニッコウネコノメやヨゴレネコノメの基準種。 (2019.5 静岡市)


イワボタン

苞葉は黄緑色、葉に灰色の斑が入ります。 (2019.5 静岡市)


イワボタン

萼は淡緑~黄緑色で斜開~直立、雄しべは8本で萼より長く、裂開前の葯はふつう黄色です。 (2019.5 静岡市)