コバイケイソウ

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シュロソウ科 Melanthiaceae
ユリ科 Liliaceae
雄性両全性同株。
丈は1mくらい、中部以上の葉は10-20cmの広楕円形でほぼ無毛、茎を抱きます。
花は茎頂の円錐花序に付き、花径15-20mm、白色、花序の上部に両性花が、下部に雄性花が付きます。雄しべは花被片より長い
遅霜の影響を受けやすい植物のため、年によって花がほとんど見られないことがあります。
葉裏葉脈に毛が見られるものはウラゲコバイケイと呼ばれます。

 

2018.7.22 更新
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コバイケイソウ-全体

高山でこれだけ見事に咲きそろう年は早々多くはありません。冬の雪の多さと、春の暖かさで
遅霜の影響を受けなかったことが幸いしたようです。(2018.7 中ア・木曽駒ヶ岳)

コバイケイソウ-全体2

(2018.6 長野県立科町)


コバイケイソウ-全体3

周囲は皆コバイケイソウですが、遅霜などを受けると花を付けないことが多いそうで、
この年は数がとても少なく感じました。(2008.7 北ア・白馬岳)

コバイケイソウ-全体4

この年は雪融けが遅く、東北はどこも見事に咲きそろいました。
周囲はミズバショウの葉。(2013.6 秋田県鹿角市)

コバイケイソウ-全体5

湿生林の中の群生。
(2009.6 長野県・旧戸隠村)

コバイケイソウ-花

(2009.6 長野県・旧戸隠村)


コバイケイソウ-花2

雄しべは花被片より長い。
(2013.6 秋田県駒ヶ岳)

コバイケイソウ-蕾

(2018.6 山形県月山)


コバイケイソウ-実

(2011.7 群馬県尾瀬)


コバイケイソウ-実2

(2011.7 群馬県尾瀬)


コバイケイソウ-葉

葉の縁に突起状の毛が見られました。葉の基部は茎を抱きます。
(2015.7 北ア・白馬岳)

コバイケイソウ-芽出し

(2018.6 山形県月山)