オニシバリ Daphne pseudomezereum var. pseudomezereum
(品種) ムラサキオニシバリ


オニシバリ

分類
ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
植生環境
山地
開花時期
2-4月 明るい林内 林縁
地域
東北南部~東海の大平洋側 近畿以西
特記
 -
特徴
葉は7-8月までに落葉することから、ナツボウズの異名があります。
1m以下の落葉低木。雌雄別株。
葉は互生し、5-13cmの長楕円形で、側脈は7-9対。
花は数個ずつまとまって付き、黄緑色、花弁はなく、萼筒は5-9mm、先は4裂し、裂片は萼筒の半長。果実は長さ8mmの楕円状球形で5-7月に赤く熟します。
萼筒が紫色を帯びたものはムラサキオニシバリと呼びます。
備考
エングラー : ジンチョウゲ科
類似種
チョウセンナニワズ : 葉が夏に落葉しない。石灰岩地に多い。
ナニワズ : 日本海側に多く分布し、萼裂片と筒部は同長。
撮影地
2020.3 静岡県南伊豆町  他

オニシバリ

房総では1月末くらいから咲き始めていました。 (2018.2 千葉県鴨川市)


オニシバリ

左:雄花 右:雌花 雌花は少し小さい。 (2018.2 千葉県鴨川市)


オニシバリ

雄花の萼筒は長く、~9mm、雌花は少し短い。写真は雄花。 (2018.2 千葉県鴨川市)


オニシバリ

果実は長さ8mmの楕円状球形。 (2018.6 千葉県鴨川市)


(品種) ムラサキオニシバリ f. atropurpurea

ムラサキオニシバリ

萼筒が紫色を帯びたものはムラサキオニシバリと呼ばれます。 (2018.3 東京都高尾山)