- 全体
- 全体2
- 全体3
- 全体4
- 全体5
- 花
- 花2
- 花3
- 葉
- 葉2
- 葉3
- 茎
- 春
- 日本初ではない?
湿った林内のやや明るい陽の差す場所などに群れていました。
上部では分枝しないようです。(2014.5 神奈川県箱根町)
数十年ぶりに千葉県内の自生を見つけて報告した時のもの。
(2012.4 千葉県)
上は蕾で、意外と長い。
(2012.4 千葉県)
花は葉状の苞に対生して1-3個ずつ付きます。
(2014.5 神奈川県箱根町)
花(雄花)はおそらく開花直後。葯は裂開前。
(2012.4 千葉県)
雄花。花弁はなく、3枚の萼がクルクルっと丸まり、花糸が垂れ下がります。
(2014.5 神奈川県箱根町)
矢印が雌花の、おそらく花柱。小さくて目立ちません。
(2014.5 神奈川県箱根町)
咲いたばかりの花。葯はまだ裂開していないようです。
(2016.5 静岡県富士宮市)
下部の葉は対生し卵形で翼のある柄に続きます。基部に膜質の托葉が見えます。
(2012.4 千葉県)
上部の葉は対生せず、柄はごく短い。
(2016.5 静岡県富士宮市)
葉の表面や縁にはまばらに毛が見られます。
(2016.5 静岡県富士宮市)
茎には片側に偏って毛が見られます。
(2016.5 静岡県富士宮市)
牧野富太郎により、日本人が初めて学名を付与した植物とも言われる植物ですが、どうやら少し違うようです。 高知県立牧野植物園のホームページによれば、1889年、「「植物学雑誌」第3巻第23号に大久保三郎と日本で初めて新種ヤマトグサに学名を付ける。」と記載されています。 Y-listを見ると、in Makino in B. M. T. 3: 5 (1889, njn), "Thelygonum"; (B. M. T.= 植物学雑誌 -日本)との記述があり、1889年が正しいようです。 一方、1875年に発見されたトガクシソウ(トガクシショウマ)は、紆余曲折の末、伊藤篤太郎 (後に東北帝大講師)によってに学名が付与されたようで、Y-Listでも、J. Bot. 26: 302 (1888); と記載されています。(j. bot. = Journal of Botany, British and Foreign -英国) なお、同定は東京帝大・矢田部良吉の依頼を受けた、当時日本の植物の研究者ロシアのマキシモヴィチでした。 それにしても、1889年は明治22年・・・大日本帝国憲法が公布された年。近代日本の黎明期にもう、植物研究がされていたこと自体が驚きです。 Wikipedia、Y-List、高知県立牧野植物園のホームページを参照して記述しました |