(雑) アカバグミ Elaeagnus x maritima

2025.6.5 更新

アカバグミ

分類
グミ科 グミ属
植生環境
海岸
開花時期
11月  
地域
福島以南の本州
特記
 -
特徴
ツルグミとマルバグミの交雑種で中間的な姿になる。 ツル性。
葉は広卵形~卵状楕円形で縁は波立ちます。始め葉表には白銀の鱗状毛があるが、後に無毛となり、光沢があります。葉裏は両者の中間で、白銀の鱗状毛と褐色の鱗状毛の両方ともに多く見られるが比率にはバリエーションがある。
花は短枝の腋に1個ずつ付き、萼筒には白銀の鱗状毛に褐色の鱗状毛が混じる。萼筒は短いが基部は急に細くはならない。4稜は鈍い。
備考
エングラー :  グミ科
類似種
ツルグミ : 葉柄は4-10mmと短く、葉身の幅が狭い。萼筒は本種の2倍近い。
マルバグミ(オオバグミ) : 葉は広卵形、枝にやや明瞭な4稜があり、萼筒にも4稜がある。
撮影地
2015.11 千葉県木更津市

アカバグミ

マルバグミ(オオバグミ)に似て萼筒は短いが、基部は切形にならず、4稜もはっきりしない。 (2015.11 千葉県木更津市)

アカバグミ

葉裏から・・・「アカバ」の名のとおり、かなり赤かったもの。但し、必ずしもこうなるとは限らないようだ。ツルグミも赤くならないものがある。葉柄が長く、ツルグミとは明らかに異なる。 (2025.6 千葉県木更津市)

アカバグミ
アカバグミ

上 : 葉表 初夏の撮影なので、まだうろこ状毛が見られたが、いずれ落ちて無毛になる。
下 : 葉裏 うろこ状毛は光を強く反射するので、光の当て方で色が変化してしまっているが、多分全体で同じトーンで赤いのだと思う。なお、ツルグミの葉裏の色にバリエーションがあるのだから、ほとんど白銀色のものもあるのかもしれない。 (2025.6 千葉県木更津市)