ツルグミ Elaeagnus glabra


ツルグミ

分類
グミ科 グミ属
植生環境
海岸 里
開花時期
10-11月 光陽の丘陵地 林縁
地域
関東以西
特記
 -
特徴
ツル性常緑低木で、茎が雑木等の上を横に匍い、2-3mの高さになります。樹皮は灰褐色、若い枝は褐色でうろこ状の毛が密生します。葉は4-9cmの長楕円形~卵状長楕円形で始めは葉表にうろこ状の毛があるも後に無毛、葉裏はふつう赤褐色のうろこ状毛が密生するが、白銀色のうろこ状毛の多いものもある。
花は葉腋から数個ずつ垂れ下がり、萼筒は4-6mm、鈍い4稜があり、萼外面には赤褐色のうろこ状毛が密生します。果実は長さ1.5cmの長楕円状球形で4月に赤く熟します。
備考
エングラー : グミ科
類似種
マルバグミ(オオバグミ) : 葉柄が1-1.5cmと長く、葉身は広卵形、萼筒は短く4-5mm。
撮影地
2018.10 千葉県大多喜町  他

ツルグミ

花は葉腋に数個ずつ付く。萼筒上部の長さ(果実が入る部分より上)は~1cmで、マルバグミ(オオバグミ)の2倍ほど長い。萼の外側にはうろこ状の毛が密生、赤いうろこ状毛が多い。 (2021.10 千葉県大多喜町)

ツルグミ

果実は長楕円状球形で長さ15mm、4月に熟す。赤いうろこ状毛が見られました。左の果実には先端に花が残っています。 (2019.4 千葉県大多喜町)

ツルグミ

葉は長楕円形。葉表は展開直後を除き無毛、厚みと光沢が見られました。葉裏は赤いうろこ状毛が見られますが、全体として典型より白いのではと思った。日本の野生植物でも、白銀色のものがあるし記されている。自宅の近所でもしばしばツルグミが生じるが、やはりさほど赤くない。バリエーションがあるようだ。。 (2018.3 千葉県大多喜町)