ヒノキ Chamaecyparis obtusa 

2023.10.19 作成

ヒノキ

分類
ヒノキ科 ヒノキ属
植生環境
里 山地
開花時期
4月  
地域
福島以南
特記
 -
特徴
雌雄同株。丈は~30m、樹皮は薄くて縦に長い裂片に裂ける。葉は十字対生し、1-2mmの鱗片状、先は鈍頭、裏面から見て、先に付く葉と接する部分に白い気孔帯があり、それがY字形に見える。
花は雌雄ともに枝先に付き、雄花は2-3mmの楕円形、雌花は3-5mmの球形、果実は径8-12mmの球形。
備考
裸子植物
類似種
サワラ : 鱗片状の葉の先が尖る。気孔帯はX字状に見える。果実は径5-7mm。
スギ : 葉は鎌状針形。果実は長さ2-3cm。
撮影地
2023.10 千葉市

ヒノキ

香りの良い材として重宝されるが、スギ同様、花粉アレルギー引き起こすことでも知られる樹木。サワラとの区別は果実があればその大きさで容易に区別できる。意外と自生木が多いと感じた。 (2023.10 千葉市)

ヒノキ

葉は1-2mmの鱗片状で連なって接して付き、多くは長さ1-2mmの卵状ひし形、先は鈍頭、ただし枝になる部分では長さ5-10mmになるものもある。 (2023.10 千葉市)

ヒノキ

葉の裏面側には隣の葉は接する部分に白い気孔群があって、それが"Y"の字に見える。 (2023.10 千葉市)


ヒノキ

果実は球形で径8-12mm、敷石状に片が接し、それぞれの片の中央に突起がある。秋に熟す。写真のものは径9-10mmほどで熟す直前。 (2023.10 千葉市)