ツノハシバミ Corylus sieboldiana var. sieboldiana


ツノハシバミ

分類
カバノキ科 ハシバミ属
植生環境
山地
開花時期
3-5月 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
ふつう2-3m程度の落葉低木。
樹皮は灰褐色、若い枝は灰緑色で有毛。葉は5-11cmの広倒卵形で基部は円形、縁に不揃いの重鋸歯があります。葉裏に葉脈が著しく浮き出ます。
花は葉に先立って咲き、枝先に小さな雌花序が付き、中程に雄花序が垂れ下がります。雌花は芽鱗に包まれたまま咲き、赤い花柱だけが見えます。雄花序は3-13cmほどあり、多数の苞に内側に1つずつ付きます。雄しべは8個。果実は長さ3-7cmほどで全体に毛があり、先が嘴状に尖ります。
備考
エングラー : カバノキ科
類似種
ハシバミ : 果実の先は伸びず、鐘形の果胞に半ば包まれる。葉は歯牙状に切れ込む。
撮影地
2018.3 東京都高尾山  他

ツノハシバミ

雌花序。芽鱗に包まれたまま開花する。赤いものは柱頭。柱頭基部に見えている毛はおそらく子房に生えている毛。 (2018.3 東京都高尾山)

ツノハシバミ

秋の蕾の時期。写真の棒状のものは雄花序の蕾。果実は見られなかった。 (2018.10 東京都高尾山)

ツノハシバミ

葉は広卵形で先だけツンと尖ります。基部は左右不揃いなのですが、10月の撮影のため痛みがひどくて、わかりやすい撮影が出来なかった。 (2018.10 東京都高尾山)