葉11.その他の名称

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11.その他の名称
 

黒点
黒く見える点です。オトギリソウ科では、葉のどこにどのくらいあるかが重要です。他の植物にも見られます。
明点
葉を透かして見ると、光が透けて見える点。クロロフィルなどの色素が抜けている部分で、とてもわかりにくいですが、これもオトギリソウなどの見分けには必要になります。
腺点
蜜などを出す腺。葉の付け根付近などに見られます。腺点の位置や数などを観察すると、見分け易くなったりします。
   
アントシアニン
塘が変化することにより作られる赤色の天然色素です。葉と茎の栄養分の流れなどが阻害されると、阻害された葉などに形成されます。茎が赤みを帯びたり、紅葉の赤もこの色素の色です。新緑が赤いものもありますが、この色素が若葉を紫外線から防御する役割も果たします。
カロチノイド
葉に多く含まれる色素。常に存在しますが、葉緑体の色で解らなくなってしまいます。秋に葉緑体が減少するとこの色が目立つようになり、アントシアニンが生成されないと黄色い紅葉になります。
クロロフィル
葉緑体。光合成を司るものです。葉の緑色はこの物質によるものです。
フラボン・
フラボノール
ほとんどの花に含まれる色素。白~淡黄色です。これに他の色素が加わって花色が決まります。
タンニン
小動物による食害防止のために含まれているもの。これが含まれているものを食べると苦い。
アルカロイド
動物による食害防止のために含まれています。猛毒(神経毒)ですから、食べると命に関わります。キンポウゲ科や、ヒガンバナ科などには、これが含まれているものが多く見られます。