葉8.鱗片葉

トップページ
     
8.鱗片葉
 

 普通の葉と異なり、葉本来の目的以外のために存在する葉を「鱗片葉」と呼びます。

1.托葉

葉を包んでいたものです。通常はの付け根の茎にあります。葉が開いても残っているものもあり、葉と同じ役割(光合成)をするものもあります。茎と一体化して鞘状になったものを「托葉鞘」と呼びます。タデ科に多く見られます。

2.苞

花を包んでいたものです。花が開く前に落ちてしまうものもありますが、ノウルシ(トウダイグサ科)のように、花以上に綺麗な色になるものもあります。

3.総苞

花序をつつんでいたものです。開花時には脱落してしまう種が多いですが、キク科などのように、開花後も花序を包み続ける役割を果たすものもあります。また複散形花序のセリ科などのように、小花序を包む小総苞を持つものもあります。

4.その他

匍匐枝の根が生える部分に付きます。