花7.その他の用語

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7.他の用語

有限花序 花が上から下に咲き下りる花序です。上から咲くと花序自体は成長しないという意味で「有限」ということのようです。

無限花序 花が下から上に咲き上がる花序です。下の花が咲き始めてからも花序が成長し、新しい蕾を付けることができるという意味で「無限」と付けられました。
   
閉鎖花 蕾が開花せず、蕾の状態で自家受粉を行う花のこと。タチツボスミレの花期後期や、センボンヤリの秋型などが代表的なものです。
   
アルビノ 慣用語として本来の花色ではなく白花になるものを指すことも多いようです。が、正しくは動物で使用する用語のようで、植物においてこの用語が使われる時は「クロロフィル(葉緑体)生成遺伝子の先天的欠損異常」が生じた個体を指すようです。通常は生存できないので目にする機会は少ないですが、半寄生のラン科の植物などで、時々それらしいものが見られます。なお、慣用との誤解を避けるため、本サイトではこの用語は使っておりません。

白変種・白花品 花などの色が本来の色ではなく、白花若しくはそれに近い色となったもので、正しくは「白変種」で、分類上は「品種(f)」の扱いになります。慣習の用語として「アルビノ」と呼ばれることもあります。和名で「シロバナ」の冠の付くものの多くが該当しますが、シロバナショウジョウバカマのように「白変種」でないものもあり、名前だけでは判りません。なお、本サイトでは、あえて「・・・・の白花品」というわかりやすい表現を使っており、この表現のない「シロバナ」はこれに該当しません。