オオバタネツケバナ Cardamine regeliana


オオバタネツケバナ

分類
アブラナ科 タネツケバナ属
植生環境
里 山地
開花時期
3-6月 小川 渓流沿い、水湿地など
地域
全国
特記
 -
特徴
山地でよく見るタネツケバナ。
丈は20-40cm。葉は羽状複葉で、頂小葉が一際大きく、側小葉は卵形~長楕円形であまり切れ込みがなく、短柄があって若干の毛があります。茎の毛も少ない。
花は総状に付き、花弁は3-6mm、萼片は紫色を帯びる。果実は線形で1.5-2cm、茎から少し離れてから鋭角に斜上します。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
コシジタネツケバナ : 側小葉がないか少ない。
オオケタネツケバナ : 本種に似るが、茎や葉に毛が多い。
ミズタネツケバナ : 全体に柔らかで、根生葉の側小葉に柄がある。茎葉の頂小葉はその下の側小葉と繋がる事が多い。
撮影地
2016.2 千葉市  他

オオバタネツケバナ

山地だけでなく、里でも林縁の小川のほとりなどで見られました。 (2012.5 栃木県鹿沼市)


オオバタネツケバナ

根生葉は頂小葉が大きく、小葉は円形に近いものが多く見られました。 (2013.3 千葉市)


オオバタネツケバナ

茎葉は上部に行くほど小葉が細長くなる。写真は中間部付近のもの。よく似たミズタネツケバナのように、頂小葉と一番上の側小葉が合着することはない。 (2015.4 千葉市)