トウミトウヒレン Saussurea mihokokawakamiana

2024.9.29 更新

トウミトウヒレン

分類
キク科 トウヒレン属
植生環境
亜高山帯
開花時期
8-9月 草地
地域
長野
特記
 -
特徴
2017年に発表された種。
丈は15-70cm、茎にはふつう翼はほとんどなく、葉は中部以下にあまり偏らずに付き、長卵状三角形で時にほこ形、基部は浅い心形~切形で、しばしば波状に裂けたりヤハズ型に切れ込んだりします。
頭花はまばらな総状に3-6個付き、総苞は筒形~鐘形、径8-10mm、片は8-9列で縮毛があり、先端が長く伸びます。外片は広倒卵形。
備考
エングラー : キク科
類似種
アサマヒゴタイ : 下部の葉柄や茎に広い翼がある。総苞片の縮毛は白色。
シラネアザミ : 下部の葉柄や茎に広い翼がある。総苞片は7-8列、外片が大きい。
タカネヒゴタイ : 総苞片は7-8列、外片は内片の半長より長く、先は尾状。総苞片の縮毛は白色。
撮影地
2017.9 長野県湯ノ丸高原

トウミトウヒレン

光陽の草原に点在しており、葉の厚みと光沢が目に付きました。頭花はまばらに10個前後付いていました。 (2017.9 長野県湯ノ丸高原)

トウミトウヒレン

総苞はやや大きめの筒型~狭鐘型、片は8-9列、外片は広卵形、淡褐色の縮毛があり、いずれの片も先が長く伸びます。外片は短く、内片の半長以下。 (2017.9 長野県湯ノ丸高原)

トウミトウヒレン

下部の葉はしばしばヤハズ形に裂ける。 (2017.9 長野県湯ノ丸高原)


トウミトウヒレン

茎には狭い翼が見られます。 (2017.9 長野県湯ノ丸高原)