カントウタンポポ Taraxacum platycarpum var. platycarpum
(品種) ウスジロタンポポ


カントウタンポポ

分類
キク科 タンポポ属
植生環境
里 
開花時期
3-5月 野原 道ばた
地域
茨城 埼玉 千葉 東京 神奈川 山梨 静岡 愛知 三重
特記
 -
特徴
葉はふつう羽状深裂。
総苞は幅15-23mm、総苞片は緑色で外片は総苞に密着し、卵状楕円形~長楕円形、上部に小さな突起があり、内片の1/2-2/3程度。花粉は全て1倍体で同サイズ。
夏~秋にかけて、周囲の草丈が高くなると地上部が枯れて休眠するのもセイヨウタンポポとの違い。
外側の舌状花が淡色になるものはウスジロタンポポと呼ぶ。
付記
近年、本種に見えるものでもアイノコセイヨウタンポポであることが少なくない。総苞外片が細い、密着が弱いなどは交雑が疑われる。
備考
エングラー : キク科
類似種
ヒロハタンポポ : 総苞外片は内片の2/3-3/4。
セイタカタンポポ : 総苞外片は長楕円形。内片の1/2。
セイヨウタンポポ : 総苞片は中片、外片ともに線状披針形~広線形で同幅同長、開出し外片は反り返る。夏でも休眠しない。
撮影地
2021.3 千葉市  他

カントウタンポポ

外片は内片の1/2-2/3、外片は卵状楕円形~長楕円形、先端に角状突起がある。 (2010.4 千葉市)

カントウタンポポ

近所にある本種の群落。セイヨウタンポポの群落に比して花茎がしっかり立ち上がり花も立派。こんな光景はもう見納めかもしれない。 (2022.4 千葉県)

ウスジロタンポポ f. alboflavescens

ウスジロタンポポ

舌状花が淡色のもの。 (2022.4 千葉市)


ウスジロタンポポ

が、内側に舌状花は普通の黄色のことが多い。 (2010.4 千葉市)


カントウタンポホ(白花)

ここまで白いものはとても珍しい。シロバナタンポポではない。 (2022.4 千葉市)