エゾノコギリソウ

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
丈は20-80cmほど、葉は3-7cmの長楕円形~線状披針形で縁に細かな鋸歯があり、基部は茎を抱きます。
頭花は茎頂に散房状に付き、径11-30mm、総苞は半球形で密に絹毛があり、総苞片は2列。舌状花は2列で大きくて密に付きます。
なお、アカバナエゾノコギリソウは本種の色違いではなく、ノコギリソウキタノコギリソウに近い亜種。

 

2017.7.21 更新
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  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 葉3

エゾノコギリソウ-全体

葉の鋸歯が小さくて舌状花が大きく、一見ノコギリソウの印象と異なります。
(2012.7 青森県 旧・三厩村)

エゾノコギリソウ-全体2

同じ北海道中心に分布するキタノコギリソウが青森の海岸全体で見られるのに対して、
本種は日本海側に偏った分布。(2012.7 青森県 旧・三厩村)

エゾノコギリソウ-全体3

(2017.7 青森県深浦町)


エゾノコギリソウ-全体4

(2014.7 青森県深浦町)


エゾノコギリソウ-花

頭花は2cmと大きく、舌状花は2列で10枚以上、多数あります。花が密に付くので豪華。
(2012.7 青森県 旧・三厩村)

エゾノコギリソウ-総苞
総苞は椀形で総苞片は卵形。寝た毛が多い。
写真は総苞片の形がわかるものを選んだので毛は少ない。
片は2列と言われますが、3列に見えます。(2011.10 青森県 旧・三厩村)

エゾノコギリソウ-総苞

普通はこの程度あり、総苞片の形が認識しずらい。
(2016.7 青森県深浦町)

エゾノコギリソウ-葉

裂け方はごく浅く、鋸歯状。
(2014.7 青森県深浦町)

エゾノコギリソウ-葉2

極端なものは、この程度まで鋸歯が小さい。
(2014.7 青森県深浦町)

エゾノコギリソウ-葉3

葉裏。細い毛が見られました。
(2014.7 青森県深浦町)

エゾノコギリソウ-茎

茎にも寝た毛が多く見られ、やや白っぽい。葉は基部で葉脈の幅が広がり、その部分が
茎に流れるように付き、基部の葉身部分で茎を抱きます。(2014.7 青森県深浦町)