シロウマオウギ

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マメ科 Fabaceae
マメ科 Legminosae
よく似た他の高山のゲンゲ属と異なり、花色が純白なのが特徴です。
丈はリシリオウギとほぼ同じで15-40cm程度、葉は奇数羽状複葉で小葉の数は11-15枚の狭楕円形で先がわずかに凹むものもあります。裏面に伏毛が多い。托葉は狭卵形で3-5mm。
花は葉腋から伸びた5-8cmの柄に5-10個付け、長さ1.2-1.5cm。萼には黒い毛が密生します。果実にはほとんど柄はなく、縫合線が凹みます。

 

2015.7.16 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 実2
  • 葉2
  • 葉3

シロウマオウギ-全体

花色の白さはタイツリオウギなどよりずっと白い。
(2011.7 南ア・北岳)

シロウマオウギ-全体2

本家の白馬岳のもの。萼が黒っぽく見えるので、花の白さが余計際立つ。
(2015.7 北ア・白馬岳)

シロウマオウギ-花

花の白さと萼の黒っぽさが対照的で白さが際立ちます。
花序に含まれる花数はさほど多くない。(2015.7 北ア・白馬岳)

シロウマオウギ-花2

萼や柄、花序の軸には黒い毛が密生しています。萼の裂片は線形。苞も線形で小さい。
(2015.7 北ア・白馬岳)

シロウマオウギ-実

まだ若い実ですが・・・柄が見えず、萼の中にスッポリと入っている感じに見えます。
もう少し大きくなると、萼を破っていきます。(2010.8 南ア・北岳)

シロウマオウギ-実2

他の花の写真にたまたま写っていた実。中央上の実に、背面の窪みが見られ、
これが、本種の識別の決定打。(2010.8 南ア・北岳)

シロウマオウギ-葉

小葉は5-7対、写真は7対。リシリオウギの3-5対、タイツリオウギの6-11対と
かぶるので、小葉の数で見分けるのは難しい。(2015.7 北ア・白馬岳)

シロウマオウギ-葉2

葉裏は白く、伏毛が多く見られます。
(2015.7 北ア・白馬岳)

シロウマオウギ-葉3

托葉は小さい。
(2015.7 北ア・白馬岳)

シロウマオウギ-葉4

真上に伸びるのが茎、斜上するのが花柄。花柄にははっきりした稜があり、葉序の軸には黒い毛が見られました。この托葉は幅が少し幅が広いようです。(2015.7 北ア・白馬岳)