2023.10.11 作成
分類 |
マメ科 ソラマメ属 | 植生環境 |
里 |
開花時期 |
9-10月 | 草地 | |
地域 |
? | 特記 |
- |
特徴 |
ナンテンハギ x ツルフジバカマ ではないかと思われるもの。 (以下、観察による記述) 一見ヨツバハギとよく似て、葉は4-6小葉の偶数羽状複葉だが、先端の巻きひげは長く先は2裂。小葉は披針形~楕円形で鋭頭、質は薄く洋紙質、光沢はなく、側脈は目立たない。茎や葉軸は有毛、托葉はやや大きく、歯牙がある。 花は10-20個くらいが総状に付き、萼に伏毛があり、先は斜形にならず、短い三角状の裂片がある。不稔と思われる。 |
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考察 |
ヨツバハギとは、小葉の形、質、巻きひげの長さ、先が2裂すること、萼先端形状などで明らかに異なる。 不稔であることは雑種を示しており、雑種はどちらかの特徴、若しくは中間型になることを考えると、ヨツバハハギxナンテンハギ、ヨツバハギxツルフジバカマ では出現している全ての特徴を網羅出来ない。 自生地周辺では秋にはナンテンハギ、ツルフジバカマが見られ、ヨツバハギは周辺地域を含めごく稀であることを考えると、ヨツバハギの関与は考えにくい。 全体として最も類似点が多いナンテンハギの関与は確度が高いと思ったが、もう一方は周囲の自生状況等から消去法で推察したので根拠は希薄。 |
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備考 |
エングラー : マメ科 | ||
類似種 |
ヨツバハギ : 葉は4-8小葉で革質、側脈が目立つ。萼は斜形。 ナンテンハギ : 葉は2小葉。ふつう巻きひげはない。萼裂片は三角状。 ツルフジバカマ : 葉は10-16小葉、狭卵形~長卵形。萼裂片は三角状で先がやや長く尖る。巻きひげは2裂。 |
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撮影地 |
2023.10 千葉市 |