タイツリオウギ Astragalus shinanensis


タイツリオウギ

分類
マメ科 ゲンゲ属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
7-8月 草地 河原
地域
北海道・岩手・中部山岳
特記
 -
特徴
リシリオウギやシロウマオウギと比べて丈が大きい植物。
丈が40-70cm、奇数羽状複葉で小葉は17-21枚の長卵形で両面に微毛があり、1-2cm。托葉は狭卵形で先が尖り5-10mm。
花は葉腋から伸びた4-8cmの柄の先に5-10個付け、淡黄色で2cm。萼は裂片が芒状に尖り黒褐色の短毛が見られますがシロウマオウギよりは少ない。果実は柄が萼から飛び出すほどに長く、縫合線は凹まない。
異説
キバナオウギを本種に含める考えがある。
備考
エングラー : マメ科
類似種
リシリオウギ : 小葉の数が少なく、萼の毛も少なく、萼裂片は目立たず、果実の柄が少し短い
シロウマオウギ : 花色が白で萼に黒褐色の毛が密生、果実に柄はなく、縫合線が凹む。
撮影地
2015.8 南ア・北岳

タイツリオウギ

花色はクリーム色、花柄や萼に褐色の毛があります。萼は裂片が小さな三角状で先が芒状に尖り、花が終わりに近づくと赤くなる事が多い。 (2015.8 南ア・北岳)

タイツリオウギ

小葉は6-11対、托葉は狭卵形。 (2015.8 南ア・北岳)

タイツリオウギ

果期 (2015.8 南ア・北岳)


タイツリオウギ

果柄は長く、枯れた萼の外側から見えます。 (2015.8 南ア・北岳)