ヒゲネワチガイソウ

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ナデシコ科 Caryophyllaceae
丈は10-20cm程度、葉は上部の2対が接近して付き、3-4cmの線状倒披針形~長いヘラ形で基部に開出した毛が見られます。茎は細く、2列の並んだ毛が見られます。
花は頂生し、1cmほど、花弁は細く5-7個で先端は尖り凹みません。萼も細く線形~線状披針形で花弁と同数。花柄は無毛
同じく葉が細いヒナワチガイソウよりは1.5倍程度花も丈も大きい。クシロワチガイソウとは、花弁が2裂しないことで見分けます。ワチガイソウは花は腋生、花柄は有毛、花弁・萼は4-5個。

 

2019.6.7 更新
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  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • 実<参考>
  • 実2<参考>

ヒゲネワチガイソウ-全体4

葉は細く、茎は分枝しません。上部の葉腋に1つずつ花を付けます。
(2016.4 栃木県 旧・足尾町)

ヒゲネワチガイソウ-全体3

上部の葉はやや幅が広い。
(2012.4 山梨県甲府市)

ヒゲネワチガイソウ-全体

葉が細いもの。
(2009.4 栃木県 旧・足尾町)

ヒゲネワチガイソウ-全体2

(2016.4 長野県小諸市)


ヒゲネワチガイソウ-全体5

(2013.4 岩手県住田町)


ヒゲネワチガイソウ-花

花弁も萼も5-7枚、細くて先が尖っています。葯は赤。
写真の葉は普通よりやや太い。(2009.4 栃木県・旧足尾町)

ヒゲネワチガイソウ-花2

花柱は3。他、この個体は萼片7、花弁7、雄しべ14(外7,内7)と数えられます。
(2018.4 長野県小諸市)

ヒゲネワチガイソウ-花3

萼は線形~広線形。
(2016.4 山梨県三ッ峠山)

ヒゲネワチガイソウ-実

(2016.5 栃木県日光市)


ヒゲネワチガイソウ-葉

下部の葉は線状倒披針形~長いヘラ形。
(2016.4 山梨県三ッ峠山)

ヒゲネワチガイソウ-葉2

上部の葉は下部に比してやや幅が広く、やや接近して付くことも多いです。
(2016.4 栃木県 旧・足尾町)

ヒゲネワチガイソウ-葉3

(2009.4 栃木県 旧・足尾町)


ヒゲネワチガイソウ-葉4

葉の基部付近の縁には長い毛が見られます。
(2016.4 山梨県三ッ峠山)

ヒゲネワチガイソウ-茎

茎には1列に並んだ毛が見られます。
(2016.4 栃木県 旧・足尾町)

ヒゲネワチガイソウ-実

葉の形からワダソウかと思いましたが・・・。nextタブ・・・
(2017.5栃木県塩谷町)

ヒゲネワチガイソウ-実2

ほとんどの果実で萼片が7つ残っているので、本種と判断しました。
(2017.5 栃木県塩谷町)